技術書典5に参加できるか怪しかったけど参加できた話

こんにちは。りまりま団のもふもふです。

先日、技術書典5がありました。もふもふちゃんもりまりま団として参加しました。

techbookfest.org

新刊はWebエンジニアがよく耳にする用語を問題形式で解いて学びましょう、的な同人誌でした。表紙はよくできたと思います。これについての反省や知見はまた別のエントリーとしてまとめたいと思います。

頒布冊数は手元に本が帰ってきていないので数えていません。多分印刷代の8割くらいの売り上げなのかな。赤字なのは確定です。 でも、今日はそんな話がしたいわけではないのです。

イベントに参加できなければ、「爆死した」「たくさんうれた」とか以前の問題やぞ と。

そもそも参加できるか危うかった

こちらのツイートをご覧ください。

最初のツイートは開催1週間前です。最後のツイートは開催2日前ですね。

今回の技術書典は欠席する可能性の方が高かったのです。実際、運営あての詫びメール・印刷所への連絡メールも準備していました。

イベントの欠席自体はコミックマーケットで一回経験しているのですが、本当に嫌なものです。さらに言うと私は1人で暮らしている1 ため、ず〜〜〜〜〜っと布団で寝ていると思考がどんどんマイナス思考になっていきます。

  • 今回は早割で入稿できたのに
  • 誰かに迷惑かけたわけじゃないのに
  • 夏コミは合同誌の編集をがんばったから、今度は自分の本を頑張って書いたのに
  • どうして極道入稿で印刷所に迷惑をかけている人が参加できて、自分は参加できないの?
  • でもいてもいなくても一緒か、どうせ感想もないしな

…とまあ、こう言う感じで負の感情のぷよぷよ祭りが始まるわけです。

あ、熱の原因はウイルス性の胃腸炎でした。看護婦さんに「本当に熱があるだけなの????」と聞かれてビミョ〜な気持ちになりました。ええやんけ。

誰かにブースを頼めばいいじゃないって簡単に言うけれど

「じゃあ、もふもふちゃんはやすんでおいて誰か別の人に売り子してもらったら?」

賢いあなたはこう思うでしょう。でも、それは絶対やらないと決めていました。

元から、当日はもふもふちゃんの本に出てくる 星4リコちゃんがでないくん 2 に手伝ってもらう約束をしていました。実際当日は手伝ってもらいました。ありがとね。

彼はエンジニアではありません。エンジニアじゃない人がエンジニアの祭典にひとりぼっちでいたって楽しいわけがありません。苦行もいいところです。

もふもふちゃんという知り合いがいて、なんとか椅子に座っていられる程度には苦行でしょう。

それなのに、「体調悪いからブースは任せた!よろしくね!」とか言えるわけないじゃないですか。そんなことしたら人間のクズです。だから、もふもふちゃんが会場に行く or 欠席する の2拓しかありえないのです。

「それなら、もう1人サークルの知り合いとか呼んでくればいいのに」

聡明なあなたはこうも思うでしょう。でも、それも絶対やらないと決めていました。

技術書典ではお金のやりとりが激しく発生します。もふもふちゃんのブースも赤字とはいえ、軽く3万円は売り上げがあります。結構大きいお金ですよね。

あなたは本名も住んでるところも知らない人に、自分のお金(1万円以上)を預けることができますか?

できるのであれば、相当な聖人君主でしょう。もふもふちゃんはできません。

さらに言いますが、仮にお金が売り上げと合わなかった場合、あなたは我慢できますか?

トラブルがあったときに責任を取るのは頼んだ人自身です。何も知らない人であれば「よく知らない人にたのむから〜〜〜ほら〜〜」とか言うに決まってます。あなたもそうなんじゃないですか?

「彼がいるんだからいいじゃん」と言う人、ちょっと待ってください。成人男性が2人入るには少し手狭なサークルスペースで、初対面同士の人で6時間仲良くやってね、と言うのですか?そんなのただの苦痛の時間です。それを自分の都合で強要するなんて、もふもふちゃんにはできません。

もともと、楽しい3連休の1日を潰して付き合ってもらう立場なのです。それ以上のことを求めることはできません。

だから、行くか・行かないか、の2択だったのです。

当日参加できないかもしれないことを考えると、本を大量に刷るのはちょっと控えた方がいいかもしれない

今回は運良く具合がよくなったので参加できましたが、仮に欠席していたとします。

本はもう印刷工程に進んでいるため、印刷を止めることはできません。そうすると本の行き先は通販か自宅です。通販は委託料を払う会社さんもあります。家におくのもかさばります。

今までは「余ってもいいから多めに刷っておこう」と考えていたのですが、今回の一件で考えが変わりました。

万一の事態が発生して、在庫を手元に抱えることになったとき、「ま〜しょーがないね」と手元に置けるくらいにしておかないと困っちゃうな、と。 最近は電子版で同人誌を頒布することも増えてきたみたいですし、もふもふちゃんのような小さいサークルの人は、紙は保管に困らない程度の冊数でもいいのかもしれませんね。

当日の感想

雑多な感想です。

  • ポップスタンドを買い、お品書きを両面にぶら下げておいたのですがこれが便利でした。品物の値段を確認するのが楽!これは次回も継続していきたいですね。
  • だんだんコミケ感出てきましたね〜混み方といい。わいわいしている雰囲気は好きです。
  • 段ボールを組み立てて棚を作りました。本を立てかけることができ、箱のなかに在庫もしまえて便利でした。搬出のときに潰して捨てればいいのでかさばりません。
  • 「爆死した!」って言う人多いですが、サークル参加数が増えたんだからそらそうだよ。って思いました。単純にパイの取り分が減っただけなのでは。多分配置は関係ないんじゃないかな。
  • 今回呼び込み多くない?ラムダノートさんとか普通に端っこのうちのブースまで声聞こえてきたけど…。ちょっと隣だったら迷惑かも。
  • となりのブースを見ていた人が思い切りはみ出してきて、「これは言うべきかうーーーーん」ともやもやしてました。その辺お互い気をつかってやりたいものですね。次回はちゃんと「ここはうちのスペースなのではみ出さないでください」って言えるように頑張ろう。
  • ここまで規模が大きくなると、そのうち即売会恒例の泥棒とか付きまといおじさんとか出てきそう。まもりたい、この治安の良さ。
  • ちっちゃい子づれさんが増えていた。いいじゃないですか〜〜〜〜。いつもお疲れ様です。

今後

C95は申し込んでいるので、当選すれば参加します。しかし、その後の活動予定は未定です。

というのも、色々あって同人活動疲れちゃったんですよね。今、なにもする気になれないのです。 それにここ最近のイベントは「イベントがあるから無理やり本を書いた」感がどうしても拭えず、書きたい内容があるから本を書く!と楽しめていなかったな〜とも思っています。

趣味ですし、やめても誰も困らないわけです。

自分が苦しくならないペースで続けていこうと思います。


  1. ねこちゃんはぬいぐるみなので一応ここでは人数計算から除外しています

  2. 付き合いは10年近くになる。すごくない????