技術書典6に参加しました

こんにちは。りまりま団のもふもふです。 りまりま団は4/14(日)に開催された技術書典6に参加していました。

前回の技術書典5は病み上がりのフラフラな状態で参加したため、欠席しなくて良かった…で終わってしまいました。

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今回は元気いっぱい夢いっぱいな時間を過ごせたため、振り返りをしたいと思います。

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サークル設営直後のブース(めくれちゃってるのは直しました)

数字系のはなし

確定申告時にこの情報がないと(私が)困るので記録を残しておきます。

被チェック数

4/14(日)朝9:00時点では145でした。スクリーンショットでも取れば良かったですね。過去2番目にチェック数が多かったです。

最高の数字は153(技術書典4)です。1年間で技術書典に注目する人が増えたということなのでしょう。

頒布数

タイトル 持ち込み数 無料配布や見本誌 残り数 売り上げ数
技術同人誌を書くための文章技術 306 3 80 59
Vue.jsあるあるエラーを通して学ぶデバッグ技術 104 2 32 35
Vue.jsでKUSOアプリ作ってみた 28 0 3 10
ひよこエンジニアに贈るお仕事サバイバルガイド 20 0 0 20
ひよこエンジニアに送るサバイバルガイド 〜深淵の闇を見た大人編〜 21 0 0 21

総頒布数(145冊)と被チェック数が一致していました。開場前に前後しているとは思いますが、ピタリ賞を当てた気分ですね。

工夫した点と良かった点

技術書典運営さんを見習って、りまりま団も改善活動に励んでおります。

余裕を持った早割入稿

これは素晴らしい改善活動でした。エントリにも書きましたが、早割入稿の1週間前に入稿するスケジュールで進めることができたのは本当に素晴らしかったです。

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気持ちに余裕があると、表現を練り直すことができます。また、出展の準備に時間をかけることもできます。ついでに割引を受けることができます。

いろんな意見があるかと思いますが、私は余裕を持った入稿で安心感を得るやり方をする方が性に合うようです。

印刷所さんから不備の指摘を受けなかった

今までは何かしらの不備があったのですが、今回は確認だけでした。不備なしで入稿できたのは初めてです。

印刷所さんの説明ページをよく読んだこと、今までの指摘を受けた記録からチェックリストを作って確認したことが良い結果に繋がったのではと考えています。

ポップスタンドに説明文を入れた

これはコミックマーケット95のときに振り返りをした反省を活かした改善です。

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添付したものを見ていただくと分かりますが、タイトル・値段などの情報に加えて本の概要を説明する文を付け加えました。

サークル前を通りかかった人・本を立ち読みする人、どちらの方もこのポップを見ていました。

本のタイトルだけでは伝えられる情報に限界があります。それに同人誌ですから、タイトルだって好きなようにつけたいですよね。

ポップに該当を書いたことで、本の売りポイントが分かりやすくなったなと思います。次回以降も継続していきたいと思います。

見本誌の見た目を工夫した

今までは見本誌に手書きで値段を書いていましたが、今回は余裕があったので見本誌用の文字をPhotoshopで作成しました。

文字データは紙に印刷し、透明テープで貼り付けました。新刊と既刊は色を分けておき、ポップと色を合わせてみました。

今までの即売会だと「見てもいいのかな…」感を醸し出されることが多かったのですが、今回は違いました。気軽に手にとって頂けたようです。

「これが見本誌だよ!」と分かりやすいと、こちらから余計な声をかけずに済むこともあって、お互い楽だなあと感じました。

個人的には見本誌カバーは準備しなくても大丈夫だったなあと感じました。種類が多くて準備が大変だったのもあります。

簡単後払いQRコードの紙を高い位置に配置した

技術書典運営さんが準備してくださった後払い用のカードを、ポップの最上部に貼り付けました。写真撮っておけばよかったです。

「やばい!置き場がない!」とその場の思いつきで貼ったのですが、これはかなり良かったです。

技術書典の参加者は9割が男性です。身長は170〜180cm程度ある方が多いのです。 私は身長153cmの女なのであまり気にしたことがなかったのですが、後払い用QRコードが机の上にあると読み取り時に屈まないといけないんですね。

荷物が多い状態で屈むのは大変ですし、周りに荷物がぶつかってしまうかもしれません。

しかし、ポップスタンドの最上部にQRコードがあれば、男性が目の前にスマートフォンを構えればちょうどいい感じの高さになります。

私は「後払いはここで!」と指差せば良いですし、後払いしたい方はそのままの体制でカメラを構えるだけです。これは大変楽でした。

デメリットがあるとすれば、自分が写真を撮られている気分になって恥ずかしいことです。恥ずかしければポップスタンドの裏に隠れると良いでしょう。

反省や改善点

もちろん反省もあります。

印刷部数が多すぎた

とにかく刷り過ぎました。300部は多かったです。

技術同人誌を書くための文章技術のまえがきに書いたのですが、技術同人誌が売れるかどうかは読者の趣味・思考、流行の技術か、著者の知名度(宣伝含む)の要素で大体決まってしまうように思います。

技術書典5は初心者向けの本に読者のグルーヴがあったように感じました。今回の技術書典6は、実務ですぐ利用できるレベルの知見を求めるグルーヴがあったように感じます。

対するりまりま団の新刊は、実務にすぐ役立つ内容ではありません。実務で技術同人誌ばかり書かれても困ります。

『技術同人誌を書くための文章技術』に需要があるとすれば(あるのかわかりませんが)、同人誌即売会前のタイミングでしょう。技術同人誌を書きたいけれど文章を書くのが不安…という悩みを解決したいのは、即売会の前がほとんどです。今回の技術書典6のグルーヴには合わない内容ですね。

つまり、需要に対する供給が多すぎました。在庫は半分以上とらのあなに引き取って頂いたので置き場に困っていないのですが、さすがに調子に乗りすぎました。

りまりま団の場合、次回以降は部数を最大でも200部に収めておくのが妥当でしょう。二人暮らしを始めたので、大量の在庫を抱えることがもうできないのです。売上冊数よりもぎりぎり足りる冊数を持ち込むことが求められています。完全に家庭の事情ですが、死活問題です。

物色は早めにしておくべきだった

今回は開場直後にきりみんちゃんさんのサークルに飛んでいって本を買い、ねこのしっぽさんのところに飛んでいって差し入れを渡して自サークルに返ってきました。これがよくありませんでした。

今までの傾向からすると、午後3時ごろには人も減ってきてサークルの物色もできるだろうと考えていました。完全に読みが浅かったです。 技術書典6では、最初から最後までずっと人が会場にいました。余裕を持って周遊できそうかな、と思えたのは午後4時30分。もう閉会もすぐそこのお時間です。

欲しい本があるのであれば、会場直後にサッと買いに行くべきでした。お目当ての本を手に入れることができたので満足ですが、会場をフラフラして「おっ!」という出会いをあまり楽しむことができませんでした。

嬉しかったこと

数字の面だけで見れば、りまりま団は爆死しているのかもしれません。しかし、私は今回の技術書典を一番楽しんだ!と言うことができます。

会期前、このようなツイートをしていました。

自分の何倍もすごくて強い人に本を持ち帰っていただいて、感想までツイートしてもらうことができました。感激です。

別ジャンル(プリキュア)の同人作家さんがりまりま団のスペースにやってきて「(技術書典に関する)情報いただいて助かりました!」と言いながら本を持ち帰ってくれたりもしました。しばらく体の震えが止まりませんでした。

本を通じた人との出会いや交流は、即売会の醍醐味だと思います。人との出会いはプライスレスです。自分が満足する本を書いてサークル参加し、さらにすごい出会いに2回も巡り会えたのです。4/14(日)の文化会館の中で一番の幸せ者だったと思っています。

やっぱり技術書典・技術同人誌は最高ですね!次も参加するチャンスがもらえれば全力で楽しみたいと思います! 技術書典運営のみなさん、りまりま団スペースにきていただいたみなさん、会場内でグルーヴを巻き起こしていただいたみなさん、どうもありがとうございました!

通販ページ

技術書典に参加したら、本を書きたくなってきたかもしれません。この本と一緒にあなたもサークル参加しませんか?きっと幸せな出会いが待っていると思います。

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