最近Git操作についてレクチャーする機会が何度かあった。
そのとき「commit
は分けましょう、というのはよく言われているけど、どうしてそうするべきなのかよく分からない」と言われた。
確かに言われてみると、Git操作に慣れていない段階だとcommit
が大きな単位になってしまう。
自分も最初は作業に熱中していたら変更箇所が大量になる → よく分からないので全部commit
という感じだった。
この状態でcommit
を分けてもらうには「あなたにもメリットがありますよ」を伝えると良い。
具体的にはrevert・cherry-pickするときに困らないよ
という話をする。
「特定の変更だけ打ち消したい」「過去の変更を一部だけ取り入れたい」ときがある。
その際commit
が意味のある単位でまとまっていないと、余計な変更まで入ってきて大変だよね、と伝える。
特にcherry-pick
は効果を感じてもらいやすいのでおすすめ。「試しに実装してうまくできた箇所だけ取り込む、とかできるよ」と伝えると刺さりやすい。
実際に操作してもらって「便利〜!」と体感してもらうと良い。
複数人がこれで納得してくれたので、Git操作に慣れていない人にはかなり良い方法なんじゃないかと思った。
参考URL
commit粒度について
- https://qiita.com/jnchito/items/40e0c7d32fde352607be
- https://qiita.com/chihiro/items/04482caebc702e75e84d
- https://twitter.com/t_wada/status/1466610043756101634
- https://www.conventionalcommits.org/ja/v1.0.0/
- https://abicky.net/2018/01/09/075041/
- https://zenn.dev/y_megane/articles/my-teams-git-commit-rule-202011
Git操作を説明するときによく共有するもの
サル先生のGit入門とマンガでわかるGitにはとてもお世話になっています。