『isdn 同人誌にバーコードを書こう』を読みました

技術書典2でたくさん同人誌を買いました。積ん読になる前に全部読んで、感想文でも残してみようかと思います。

本の情報(敬称略)

  • 執筆者:聖やきょう
  • サークル名:日本同人誌コード管理センター
  • ページ数:8p

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概要

同人誌にバーコードを記載することを想定し、日本のバーコード規格(線の長さや配置の決まりなど)・Windowsを用いたバーコード生成方法が記載されています。

感想

バーコードって自分で作れるんだというところにまず驚きました。バーコード作るのってなんか特殊なところで一括生成して、みんなに配ってるのかと勝手に思っていたので、自家生成できることにロマンを感じます。

本にはWindows用ソフトの紹介のみでしたが、調べてみるとMac用のバーコード作成アプリはもちろん、Webアプリでも生成できるものがあるみたいです。

“バーコード作成"・"Macとかで検索するとたくさん出てきます。

印象的だった部分

バーコードの配置図が載っていたのですが、各バーコードの長さ以外にもバーコードとバーコードの間隔にも決められたミリ分の隙間が必要なのには驚きました。
バーコードを置く場所が決められてるのはなんとなく分かりますが、バーコードのISDNコードは何ミリ開けるとか知らなかったです。

思わず商用の本をいくつか出して比べてみましたが、同じところに印刷されている気がします。
よく考えられてるものです。
あと、雑誌と書籍でバーコードの種類?規格?配置方法?って違うんですね。
今まで気にしたことなかったのですが、改めてじっくりみると配置が別なんですよね。

…というよりもどーやってこれらの情報まで辿り着いたのかが一番気になる。

はじめにの中で、
製品パッケージに印刷するバーコードの部分だけを専門に製版する会社が存在するなど、専門的な知識も求められるのも事実である。
と書いてありましたが、本当にその通りだと思います。職人芸の極みすら感じました。

本の内容以外で

これは完全に蛇足かつ本とは関係ないのですが、コピー本って印刷会社で作成できるの初めて知りました(オンデマンド・オフセットだけかと思ってた情弱)。