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フィードバックを早く受けた方か早く終わる

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雑感です。実力は同程度、または仕事が終わる人の方が能力値が低い状態を想定しています。 仕事が終わらない人の特徴 1回目のレビューが遅い。〆切ギリギリに出てくる。仕事がほとんど終わった後に始めて出てくる。 やり直しの幅が広いので直すのに時間がか…

未経験の状態から5ヶ月で開発できるようになるために必要なこと

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正確な時間は忘れたが、そういう状態になったことがあった。 ある程度自力(ベッタリではなく、短期間でレビューを挟む程度で良い)状態に持っていくには何が必要だったか整理してみる。 最初に結論 数字が若い順に最優先で何とかする。大前提として本人が改…

悪いフィードバック耐性をつけないとひよこエンジニアから抜け出せない

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何かを上手くなりたいときはフィードバックを早くもらえるような習慣を身につけると良い。 プログラミング初学者が陥りがちなこと 最初から完成形を作ろうとしてしまう。完成形には次のものが含まれる。 実装後にどのように動けば良いか(仕様) どのように…

OJTでは手順だけでなく理由も教えないと身につかない

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OJTをやっていると方法を説明する・やって見せる機会が何回も出てくる。例えばGitでコンフリクトしたとき解消する方法だったり、エラーが起きていて解消できないため手伝う(解消する)、ツールの使い方を示すなど。ここで手順だけ教えて「次は一人でできる…

わかっているつもりを見分ける

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仕事の進め方や技術面など、何かを教えた後は「わかりました」と言われる。 しかし一度言われた程度で習慣が改善されたり、技術が身につくことはほとんどない。 額面通りに受け取ってしまうとこちらが勝手に期待してがっかりした…。みたいなことになる。 完…

効率的に学ぶための思考の傾向分析テストを挙げてみた

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何かを覚えたり学んだりするとき、思考の癖や傾向を知っていると効率的にできるなと思う機会が増えた。 いくつかテスト的なものを受けてみたためまとめておく。 クリフトンストレングス・テスト www.gallup.com 昔はストレングスファインダーテストという名…

テストで点を取る学び方だけではプログラムは書けるようにならない

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自分の経験やOJTトレーニングの一環で人に教える機会を経て、タイトルのようなことを感じたためまとめておく。 伸び悩む人の特徴 プログラム(でも技術的なことでも他のことでもいいけど)が書けない!焦って学習時間を投下しているが、いざ書く場面になると…

ひよこソフトウェアエンジニアが最優先で身につけるべき能力は日本語の読み書きである

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2022年に引き続きひよこソフトウェアエンジニア(以降はひよこエンジニアとする)を指導している。2年やって確信したことがある。表題の通り、「ひよこソフトウェアエンジニアが最優先で身につけるべき能力は日本語の読み書きである」ということだ。 文章が…

なぜひよこエンジニアは答えをすぐ欲しがるのか

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あるあるトラブル ひよこメンバーを受け持つことになった。「なんでも質問してね」と声をかけておいた。 質問に来てくれたのはいいが「〇〇ができません。どうすればいいですか(丸投げ)」と聞かれた。 自分でちょっとは考えてこないのか?!みたいな気持ち…

初心者にTypeScriptを教え始めた感想

※ここでの初心者とはこのようなイメージです 一人で仕事をするには心許ない 基礎構文(if forなど)はできる Objectや配列の処理は心許ない 静的型付け言語は経験がない モブプログラミング形式の勉強会、参加者が自力でテストを書けるようになったため、Typ…

テストコード初心者にテストの書き方を教えた感想

↓をやり終わったため感想をまとめておく。1 rimarimadan.hatenablog.com どのように進めたか お題を出して TODOを分解して TODOを一つずつ実装しながらテストを書いて 最後にリファクタリング(最初の方はスキップしていた。まずはテストを書くことに集中す…

親切のつもりで仕事を取り上げるとトレーニーは育たない

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OJTは終了後に一人で仕事を進められる人材を育てるのが目的だが、1 OJT期間の後半になっても全くその気配がない場合もある。なぜそうなってしまうのかを考えていた。トレーナーが「(意図せず)仕事を取り上げてしまう」のが原因の一つではないか、と最近は…

OJT中はタスクごとに振り返りをやるといい

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OJTをするときはタスクが終わったごとに振り返りを行うと、トレーニーが成長しやすいなと感じた。 振り返り方法 タスクが終わりそうなタイミングで振り返り用シートを準備する。 ## うまくできたなと思うことはあるか? ある / ない + どうしてそう思うか ##…

ふせんを使ってタスクを整理する

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大きな仕事を小さく分解する練習は TODOリストを作る やることを洗い出す 順序を考える などの方法が挙げられる。しかし、大きい課題を小さく分解した結果、タスクが大量に溢れるとパニックになってしまう。 そのようなときはふせん(ポストイットとかを想像…

スケジュールの立て方を教えるときのポイント

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OJTがうまく行っているかどうかのバロメーターの一つとして与えられた仕事に対してスケジュールを立てて行動できるかがあると思う。うまく行っていない場合、そもそもスケジュールが立てられない(意識できていない)か、バッファを積んで立てられず苦しい思…

開発中は曖昧な言葉を使わせないようにする

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最近、開発経験が浅い人とそうでない人の違いは言葉の使い方にあるのではないか、と考えている。 経験が浅い人は抽象的な説明しかできない。逆に、経験値が増えると説明や文章が具体的になっていく。 抽象的な説明の例 商品の売り上げを計算するプログラムを…

Gitに慣れていない人に「commitを分けるといいことあるよ」と伝える

最近Git操作についてレクチャーする機会が何度かあった。 そのとき「commitは分けましょう、というのはよく言われているけど、どうしてそうするべきなのかよく分からない」と言われた。 確かに言われてみると、Git操作に慣れていない段階だとcommitが大きな…

自分で考えて動く社員が育つOJTマネジメントを読んだ

OJTトレーナーをやっているが、他のトレーニーと関わる機会も増えてきた。人によって自立して仕事ができるトレーニーもいれば、そうでない場合もあって「どうして人によってOJTの成果にばらつきが出るのだろう?」と思うことが増えた。この疑問を解消するた…

OJTトレーナーとしてやらないように気をつけていること

OJTトレーナーとして気をつけていることを整理した。今度は避けていることも整理しておく。 やらないように気をつけていること 放置しない 必要以上に介護しない 次のアクションが見えないフィードバックをしない 放置する 本やドキュメントのURLを共有して…

OJTトレーナーとして意識していること

7月からOJTトレーナーをやっているが、最近トレーニーが(ほぼ)自立した状態で仕事ができるようになった。今まで自分が担当していたタスクを分担し、基本的には安心して任せられる状態になっている。1 3ヶ月強でこの状態に持ってこれたのは結構すごいのでは…