スケジュールの立て方を教えるときのポイント

OJTがうまく行っているかどうかのバロメーターの一つとして与えられた仕事に対してスケジュールを立てて行動できるかがあると思う。うまく行っていない場合、そもそもスケジュールが立てられない(意識できていない)か、バッファを積んで立てられず苦しい思いをするかのどちらかである。

ではどう覚えさせるのか?

まずは仕事をTODOに分解する

仕事をタスク=TODOに分解させる。1人で仕事ができる人は仕事をタスクに落とせている。

経験が少ない場合、一度にやろうとすると漏れなくパンクする。1頭の中は色々なことで一杯で、どうにもできない状態である。 問題を小さくちぎって考える癖づけすることが重要。ここでの問題はスケジュールを立てて仕事を終わらせることなので、まずは仕事内容を分解する。

必要なことは何か?まずは自分で考えてもらう。初めは時間を決めてフィードバックのタイミングを入れる。明後日の方向だった場合、切り戻すのは大変である。そして自分の首が締まってしまう。始める前に認識を合わせる。

TODO(やること)に分解できるかどうかで、仕事内容の理解度がわかる。理解できていない物に対しては、何をすれば良いか想像もできないはず。曖昧なところが質問すべきポイントである。

初期は紙とペンを使い、考えてもらったことを一緒に洗い出す&グルーピングして整理することをやってあげると良い。思考の過程が見えると次回以降は真似しやすい。また、紙はそのまま渡せる。次回以降同じ指摘を避けるための工夫として、考えた証跡を残してそのまま渡す。

TODOをスケジュールにプロットする

TODOの認識を合わせたら、いよいよスケジュールを立てる。これもまずは実施してもらい、始める前に確認する。詳細についてはあれこれ言わず、バッファをきちんと持たせることである。本当の締め切りの2週前を成果物レビュータイミングにおくと良い。それでもギリギリになるはず。慣れていないので、バッファは必ず食い潰してしまう。プレッシャーがかかると失敗率も上がるので余裕を持たせる。

  • バッファをきちんと持たせる
  • 少し取り掛かってやばい雰囲気があれば早く交渉する
  • スケジュールを引くのを手伝わない

スクラムであっても、スケジュールへのコミットメントや見込みを伝えるのは必要なはず。2体感、バッファはスケジュールの25%程度とっておいてちょうど良くなくなる。なのでどんな開発手法であってもバッファは積んでおくべき。

まとめ

  • 仕事を作業単位に落とす練習が必要
  • TODOは縦、スケジュールは横で整理する
  • バッファを多めに積む
  • 紙とペンを使うと良い

  1. 自分のようなマルチタスク苦手マンは経験を積んでも漏れなくパンクする。
  2. OJT初期はきちんとスケジュールにコミットメントする習慣がないと、後々の社会人生活で不利になる(誰が締め切りを守れない人を信頼すると思う?)。ちゃんとコミットメントさせたほうが良い。