めっちゃ表紙がキラッキラでした。会社ももっと輝くといいですね(適当なフォロー)。
本の情報(敬称略)
- サークル名:Wantedly執筆部
- ページ数:80p
とにかくキラッキラだと言いたい。光の反射率半端ない(褒めている)。
概要
ビジネス用SNSサービスWantedlyで有名なWantedly株式会社のエンジニアさんがWantedlyのバックエンドで使われている技術について語った本です。なんだかめっちゃくどいですね。1
GithubやDockerに関する内容が半分以上を占めていました。あとはWantedly Peopleで使われている機械学習データの使用ポイントや学習方法について言及されている章もありました。
Docker部分はコンテナ利用の思想・開発環境としてDockerを使用する際のメンテの勘所・kubernetesを利用したアプリケーション実行環境の構築・アプリケーションデプロイなどがメインでした。
最初kubernetesがなんのことがわからなかったので自分でちょっと調べました。Dockerなどコンテナ技術をグルーピングし、管理・監視・ネットワーク系設定の管理ができるOSSなんだそうです。ちなみに開発元は天下のGoogle先生です。今はいろんな会社も開発に参画しているようです。今後主流になりそう。
Githubの部分はissueの切り方・会議記録をissueで管理するなど、開発者のコミュニケーションの場としていかにGithubを有効に使うためのTipsが記載されていました。
issueやタスクの進捗はチェックボックスを用いて細かく管理するなど、みんなに優しく開発を進めるためのTipsが多く、参考になりました。
感想
自分の周りはSVN管理が主体なんで、やっぱりGithub便利だよなあーと思いました
というのはさておき、まずはエンジニア全体のレベルが高いという印象を受けました。GithubやDockerなど、最近(なのか?)の技術ベースかつ、機能に合わせて最適な技術を選択・運用している時点でエンジニアのレベルの高さを感じます。
サービス構築のための技術選定で自社の得意なものしか扱わない、むしろ自社フレームワークOnlyとかあるあるですが、この本を読む限りWantedlyはそうでもないのかなと思いました。
印象的だった部分
Wantedlyの開発ルールみたいなのが第1章で紹介されてて、全部めっちゃ面白いなと思ったのですが、特にこのルールが気になりました。
ログをファイル出力ではなく、STDOUTにしましょう
本番環境もSTDOUTになってるんだろうか。ただし、その前で開発/本番(環境)一致がポリシーと紹介されていたので可能性は高いと思います。
障害発生時のトラブルシュートするときとかどうするのか気になりました。自分がDockerを本格的に使ったことがないので勘所がないだけなのか。
でも、ただ無意味にログファイルを垂れ流しておいてリソースを圧迫するくらいであれば潔くそんなものは持たないという考えもありかなと思いました。
本の内容以外で
やっぱりWeb系企業だとGithubとDockerとかバリバリ使っていく感じなんですね。エンタープライズ企業でDockerメインのところってどのくらいあるんでしょう。
バージョン管理とかもSVNとGit、どちらが多く使われているのか統計を取ってみたら面白そうです。さすがに今はGitメインなんじゃないかと思っていますが…。
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企業HPなので一応URLリンクは貼りません。ただのチキンですが。興味があればGoogle先生から辿っていただくのがよろしいかと思います。↩